【グラブル】水マグナ 背水・技巧編成は強いのか弱いのか?

現状、マグナ編成の中では、土属性や風属性は十分強いという評価をよく聞きます。

 

特に風は、ゼピュロス編成が組みにくいせいか、リミテッド武器が十分揃っていない限り、神石への移行はお勧めされないくらいです(神石5凸で少し変わったかも知れませんが)。

 

翻って、水属性のマグナ編成はあまり話に挙がりません。

 

どころか、フィルブル登場時やディビジョン石の登場時には、水属性は早い段階での神石への移行を勧められていたくらいです。

 

また、水マグナ編成の中でも、主にロペ琴(テュロスビネット)の奥義特化編成が推奨されており、オールドオベロンを組み込んだクリティカル編成がお勧めされているところはほとんど見かけません。

マルチで見かける水マグナも、カツヲ剣豪やライジングフォースが大半です(たまにレスラーやモンク?)。

 

 

果たして、水マグナのクリティカル(+背水)編成はそんなに弱いのでしょうか?

 

少し検証してみようと思います。

 

■水マグナ編成について

まず、マグナ編成の基本。

武器10枠の内、「基本的」には、以下の装備が入ってきます。

・天司武器

・終末武器(ドラゴニックウエポン)

・EX枠(アストラル武器)

・バハ/オメガ武器

 

残りの6枠を方陣武器で埋めていくわけですが、現状の水マグナのクリティカル(背水)編成には、大きく分けて2種類があると思っています。

 

一つは、オルオベを3本組み込む編成。

もう一つは、オルオベを2本組み込む編成です。

 

具体的には、それぞれ以下のような武器編成です。

 

オルオベ3本編成

まず、以下の武器が前提として入ります。

・オルオベ × 3

・冬の霜柱

 

これで、両面リヴァマグ5凸にすることで、クリティカル率が98.8%になります。

 

残りの2枠には、(ほとんど各々の好みで)以下の選択肢があります。

エウロペ拳…技巧小により、1本組み込みで確定クリティカルになる。

エウロペ琴…奥義ダメージを伸ばす。

・水宝玉の手斧…進境により、長期戦において、両面マグナで不足しがちな属性攻撃枠を強化できる。しかも加護が乗る。

・リヴァマグ短剣…ストーリーで入手できるSKL20を差す。手っ取り早い。

 

上記の中から2つを選ぶことになるかと思います。

 

 

オルオベ2本編成

こちらは、以下の武器が前提として入ります。

・オルオベ × 2

・冬の霜柱

エウロペ拳 × 2

 

これで、両面マグナ5凸でクリティカル率96.9%になります。

残り1枠を、①の4つの選択肢から選ぶことになると思います。

 

 

この①と②の差ですが、

①の利点…収集難易度が②より低い。

②は、エウロペ拳が複数本必要です。栄誉の輝きの交換数もドロップ率も渋いため、エウロペ琴よりも揃えるのに難儀します。

オルオベであれば、栄誉1000で交換できますし、HLを自発すれば、たまにディールに出現します。

 

②の利点…詳しくは後述しますが、別枠である背水が多くなります。

 

 

■水マグナの武器スキル

では早速、この水マグナクリティカル編成が強いのか弱いのか、数値で見ていきます。

 

比較をわかりやすくするため、方陣枠の6本の武器のみの比較を行います。

 

水マグナ①

まず水マグナ①オルオベ3本編成について。

今回は、例として(そして比較しやすくするため)以下の装備で考えます。

・オルオベ × 3

・冬の霜柱

エウロペ

・水宝玉の手斧

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こちらの装備の攻刃は、以下になります。

方陣攻刃小 4 × 12%  =48%

方陣攻刃中 1 × 14.5% =14.5%

方陣攻刃大 1 × 18%  =18%

 

方陣攻刃トータル80.5%

 

背水は以下になります。

*現実的な運用を考えて、HP50%の時の効果量を考慮

 

方陣背水小 1 × 7%   =7%

方陣背水中 1 × 10%  =10%

 

方陣背水トータル17%

 

これに、進境が掛かります。

 

水マグナ②

次に、水マグナ②オルオベ2本編成について。

今回は、例として以下の装備で考えます。

・オルオベ × 2

・冬の霜柱

エウロペ拳 × 3

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こちらの装備の攻刃は、以下になります。

方陣攻刃小 5 × 12%  =60%

方陣攻刃中 1 × 14.5% =14.5%

 

方陣攻刃トータル74.5%

 

背水は以下になります。

*HP50%の時の効果量を考慮

 

方陣背水小 1 × 7%   =7%

方陣背水中 3 × 10%  =30%

 

方陣背水トータル37%

 

 

■他属性との比較

では、これらの水マグナ背水・技巧編成が他属性と比べて強いか弱いか、比較してみます。

 

比較対象としては、両面マグナで強いとされている、土マグナと風マグナを挙げてみます。

 

 

土マグナ

こちらも、基本的には4枠は終末武器などで埋まるため、残りの6枠を考えます。

 

比較として、以下の装備を仮定します。

・ゴブロ斧 × 2

・秋の落葉

・ゴブロ刀 × 2

風信子の護剣

 

こちらの装備の攻刃は、以下になります。

方陣攻刃中 1 × 14.5% =14.5%

方陣攻刃大 3 × 18%  =54%

 

方陣攻刃トータル68.5%

 

渾身は以下になります。

 

方陣渾身中 2 × 11.98%   =23.96%

 

方陣渾身トータル23.96%

 

風マグナ

同じように、残りの方陣6枠を考えます。

渾身と背水が入っているため、HP100%時とHP50%時で考えます。 

 

風マグナの装備は以下になります。

・グリム琴 × 3

・ティア銃 × 2

・橄欖の弩

 

こちらの装備の攻刃は、以下になります。

方陣攻刃中(SKL20) 2 × 16% =32%

方陣攻刃大    1 × 18% =18%

 

方陣攻刃トータル50%

 

ケース①HP100% 

方陣渾身中 3 × 11.98%   =35.94%

 

方陣渾身トータル35.94%

 

方陣背水 0%

 

ケース②HP50%

方陣渾身中 3 × 3.43%   =10.29%

 

方陣渾身トータル10.29%

 

方陣背水小 2 × 7.5%   =15%

 

方陣背水トータル15%

 

 

■比較結果

ざっとまとめると、

水マグナ①

方陣攻刃 80.5%

方陣背水 17%

 

水マグナ②

方陣攻刃 74.5%

方陣背水 37%

 

土マグナ

方陣攻刃 68.5%

方陣渾身 24%

 

風マグナ(HP100%)

方陣攻刃 50%

方陣渾身 36%

 

 

比較してみて凄く意外だったのが、水マグナの方が攻刃を沢山積んでるんですよね。攻刃小が主ですが、ほとんどの武器が攻刃スキル持ちという…。

 

しかし、実際に運用してみると、各属性同じような完成度なのに、風や土が上限を叩くのに対し、水はそれより通常攻撃が10万くらい低い…なんてことがよくあります。

 

 

つまるところ、この差は別枠の背水/渾身の差です。

 

そして、水属性は、背水を活かしにくくなっています。

 

というのも、水には、

・奥義効果に回復がある武器

・奥義に回復が付くキャラ

・強化に回復や活性が付いているアビリティ

が多めに揃っているため、敵の攻撃が弱いとなかなかHPを減らせません。

 

強硬手段で下げようとしても、水着コルルと賢者マリアが必要になったりします。

 

なので、背水を意識的に運用していかないと、強みはなかなか生かせないのが現状です。

これが、水マグナの背水技巧編成があまりお勧めされない理由ではないかと思います。

 

実際に、大ダメージを受けてHPを10%程度まで減らすと、当たり前のように上限値を叩きます。

 

 

■水属性の強み

最後に、この水属性背水技巧編成のアドバンテージについても記載してみます。

 

・その一

上記の水マグナ①編成が主ですが、オルオベのおかげで、DAアップが上限値の50%に達しています。

なので、別属性がオメガ武器が必須の状態だったとしても、(妥協も込みで)水マグナ①はバハ武器運用も可能です。これにより、通常攻刃を多めに盛れます。

あるいは、(DA率は十分という考えで)水マグナ②でバハ武器の代わりに水宝玉の手斧を握る、ということも可能です。

 

・その二

上記の試算では入れていませんでしたが、エウロペ琴を組み込む場合、両面リヴァマグ石であれば、一本で奥義ダメ上限アップを最大の30%まで持っていくことができます。

 

もし、現状で奥義ダメが170万程であれば、奥義1回につき約51万のダメージアップです。

4ターンに1回奥義を打てるのであれば、1ターン毎に約12万のダメージアップ。…これは大きいですよね。

 

・その三

エウロペ拳には、奥義効果に与ダメージアップがあります。

なので、メイン武器に据える選択肢もあります。

 

・その四

当たり前ですが、オルオベは神威持ちなので、他属性よりもHPを多く盛れます。

これにより、減らすのは難しくなりますが、一度減らせれば維持が比較的やりやすくなります。

 

 

これらを加味して、水属性をマグナでやるか、神石でやるか、あるいは奥義軸でいくか、背水技巧軸で行くか、決めていく必要があるかと思います。